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暗号・証明書

インドの認証局 eMudhra の鍵が破られ、ブラウザ各社が証明書を締め出した

ウェブサイトの暗号化(https の鍵マーク)を保証する「認証局」のひとつ、インドの eMudhra の中間証明書 8 つが危険にさらされたと報じられております。秘密鍵の値が「4」という、事実上だれでも分かる鍵だったとの指摘もございます。Google や Mozilla などのブラウザは eMudhra の証明書を締め出し、eMudhra は海外向けのウェブ証明書事業から撤退すると報じられております。一方で、Mac に初めから入っている curl(コマンドでウェブにつなぐ道具)は、締め出された証明書を信頼し続ける恐れがあると Mozilla の技術者が警告しております。実際に悪用された証拠は、まだ見つかっていないとされております。

分野
暗号・証明書
報じた媒体
17
最初の報道
10月20日
最新の報道
10月30日

何が怖いのか

  1. 鍵マークは「このサイトは本物です」と第三者が保証した印でございます。保証する側の鍵が破られると、偽のサイトにも本物と同じ鍵マークを付けられる恐れがございます。
  2. 銀行・役所・通販を装った偽サイトを、見た目でも鍵マークでも見分けられなくなる。これが、流出よりも根の深いところでございます。
  3. ブラウザは更新で締め出しましたが、更新されない機器(古いスマホ、組み込み機器、古いサーバー)には古い信用の一覧が残ります。

あなたは関係ありますか

こんな方確かめること
パソコン・スマホでウェブを見るすべての人OS とブラウザが最新か。設定の「ソフトウェア更新」で確かめる
サーバー・コンテナ・Java などでアプリを動かす人証明書の一覧(ca-certificates や Java の cacerts)が更新されているか。古いイメージや機器に残っていないか
Mac のターミナルで curl を使う人・Mac で動く自動の処理を作っている人Mac 標準の /usr/bin/curl は、失効の情報を確かめない証明書の一覧を使うとされる。Apple のセキュリティ更新が出ているか

使っているみなさまが、いますぐなすべきこと

  1. OS とブラウザを最新にする。自動更新を切っているなら、いま更新する。
  2. 銀行やカードの手続きは、メールやSMSのリンクからではなく、ブックマークや公式アプリから開く。

作っている・管理しているみなさまが、いますぐなすべきこと

  1. サーバー・コンテナ・CI の証明書の一覧を更新する。ベースイメージを作り直し、古いイメージを使い続けていないか確かめる。
  2. Java・Python・Node.js など、OS とは別に証明書の一覧を持つ実行環境も更新する。
  3. eMudhra の証明書を使っているサイトは、別の認証局の証明書に切り替える。
  4. Mac 標準の curl に頼る処理は、Apple の修正が出るまで、大事な通信(お金・鍵・個人情報)を任せない。macOS のセキュリティ更新が出たらすぐ当てる。

備えに使える道具

パスワード管理の道具は、登録したサイトと違うアドレスでは自動で入力いたしません。鍵マークでは見分けられない偽サイトに、気づくきっかけになります。

みなさまの報告

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    報道(18本)

    本文は、本観測所が報道の見出しで確かめられたことだけをまとめたものでございます。版や期間などの細かな条件は、必ず開発元・提供元の公式の発表でご確認ください。報道の一覧は 1 時間ごとに取り直しております。

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